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2023.02.28

カルティベータ三周年記念シンポジウム ご報告& YouTube一覧

2023年2月5日カルティベータ三周年記念シンポジウム無事終了。

それぞれの登壇者のお話を動画にまとめてアップいたしました。
後ろを振り向けば、3年間はあまりにいろいろあった年月ですが、外出や会合が制限されていた分、自分たちの足元を固めるのにはよい時間だったようにも思います。社会のためにスポーツや文化を生かして豊かな生活を求めていく、この姿勢はより明確になってきました。

1:カルティベータ3年間の振り返り
コロナの中こんなことをやってきた

カルティベータ代表理事 宮嶋泰子から

2020年2月5日に立ち上げたカルティベータ。

コロナの嵐が吹き始めたまさにその時に船出いたしました。

この先どうなるのか、計画した対面でのセミナーなどは全くできなくなってしまいました。しかし、オンラインであればできることを生かし、月に一度のカルティベータ・スタディートークや中学部活動の地域移行を考えるフォーラム等、数多くの企画を展開することができました。

2022年の10月には、コロナで2年間できなかった日本に滞在する難民など外国につながる方を対象とした「アジアスポーツフェスタ」を再開することができました。横浜国際高校の生徒や教員の皆さん、関東学院大学の細谷ゼミの学生の皆さん、東海大学女子バレー部の皆さんのご協力の賜物です。

この3年間は大きくジャンプするために、しっかり地面を踏みしめた期間だったように感じています。 

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2:難民にスポーツの種を蒔く人 

モントリオール五輪女子バレー金メダリスト矢野広美さん

高校時代の暴力指導によって、バレーボールに背を向けるようにして暮らしてきた金メダリスト。バレーボールの面白さや楽しさに目覚めたのは、ネパールの難民キャンプでの少女たちとの交流からでした。

サポートや指導をするつもりで出かけて行って、自分の考え方ががらりと変わった瞬間は、数十年間のわだかまりがすっと溶けていく時でもありました。
本当のスポーツの楽しさを知らないまま金メダリストとなった一人の選手の言葉は、どれもどれも重いものばかりです。

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3:ニカラグア・パラグアイに体操の種を蒔く人

モスクワ五輪体操日本代表赤羽綾子さん

異国の地で文化も考え方も違う中、体操の基本という万国共通のものを指導していくと、日本にいては気付かない多くのものを見聞きすることになります。
赤羽さんの目線は現代の日本人が失っているものに向けられます。

こうあらねばならないと縛りの中で子どもの頃からトレーニングをしてきた日本の子ども達にはない伸びやかさを中南米の国に見るのです。
バスの運転手さんが、エンジンを止めて飲み物を買いに行く時、文句ひとつ言わずに待つ乗客、体調を気遣ってくれる子どもたち。他人に対する温かなまなざしにあふれている人々の息遣いが聞こえてくるようです。

 


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4:体育の種をカンボジアの学校に蒔く

バルセロナ五輪とアトランタ五輪女子マラソンメダリスト有森裕子さん

世界には学校教育の中に「体育」が入っていない国がまだ多くあります。カンボジアもその一つです。政府を動かし、カンボジアの小中学校に体育を入れるまでになったハートオブゴールド、その理事長、有森裕子さんの25年の物語です。

共にバルセロナ五輪で日本代表としてモンジュイックの丘を駆け上がり、日本代表の指導をしてきた山下佐知子さんはこの動画を見て言いました。
「これまで断片的に聞いてきた話が、一つにまとまって初めて聞けた。これは忍耐力の賜物ですね、素晴らしい。」と。

1人のメダリストが招待マラソンで走ることから、多くのことに目覚めて社会変革を行っていく過程がよくわかります。アスリートを支える人々の力、多くのパワーが集結してプロジェクトが粛々と進行していきます。

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5:知的障がいを持った子供たちにスポーツの種を蒔く人

スペシャルオリンピックス新潟、小千谷クロスカントリースキー・陸上プログラム代表者 谷口博文さん

新潟の雪深い小千谷で、体育の教員をしていた谷口さんが、知的障がいの娘を育てながら見つけたハンカチの魔術。
どんな人にもスポーツのスピード感や喜びは分かる。

そのマジックは、私たちが日常生活の中で人と接する時にも大切なものの様に思います。人間とは何か、人の魅力とは、スポーツの可能性とは何か・・・様々なことを考えさせてくれました。

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6:水活の種を蒔く人 障害を持っても諦めないで

 

 NPO法人水夢王国理事長 藤木太郎さん

25年前、コンピューターのウェブというものが始まって間もなく、独学で日本全国の公営プール情報を発信し始めました。それが藤木太郎さんです。今では多くの方が訪れる見事なページとなってNPOとなりました。

ご自身も、医師から車いす生活を宣告されたにもかかわらず、水の力でリハビリテーションを行い、杖をつきながらも歩けるようになられました。水の力は偉大です。

藤木さんの2番目のお嬢さんはスペインアーティスティックスイミングの指導者、藤木麻祐子さんです。一家そろって見事な水活です。

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7:企業の中にFitnessの種を蒔く人

体操競技とクレー射撃で日本代表となった横内由可さん カルティベータ理事


世界で一番座っている時間が長いと言われる日本人。
企業も今や健康経営を行う時代になりました。

カルティベータでは企業に出向いて健康指導の一環としてフィットネス出前サービスを始めました。ご希望の方は是非ご連絡ください。

長きにわたりトレーナーとして第一線で活躍してきた横内由可さんは、元体操競技とクレー射撃の日本代表選手です。

一人一人が自分の身体と対話して、自分の身体を見つめながら仕事をする時代へ。それこそが膨大な医療費を削減し、幸せな生活を送るための基本となっていくことでしょう。

ラストでは元プロボクサーでボクササイズトレーナーの梅本耕孝さんの指導で、ご参加いただいた方皆さんでエクササイズを行いました。是非ご一緒にどうぞ。楽しいですよ~

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カルティベータは丸3年を終了し、コロナの鎮静化と共にダイナミックに動き出しました。スポーツや文化の手の届かない痒いところに焦点を当てて、皆様のお役に立つ仕事をしていきたいと思っております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

基本の精神は「利他」です。

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