「スポーツと生きる」ハンドボール新井友彦さん② ユーゴスラビアのプロ選手たち
30年前日本人として初めてハンドボールの強豪国ユーゴスラビアのプロチームに入った新井友彦さんにお話を伺うシリーズの二回目。
ザグレブに渡って感じたプロの世界、そして日常生活での驚き、指導方法、さらにはヨーロッパカップに日本人として初めて出場して得点を決めた話など、貴重な話が満載です。当時の現地の新聞や雑誌も新井さんにご提供いただき動画に入れ込みました。人々の生活にスポーツがどのように入り込んでいるかがよくわかります。
また、スポーツ指導者にとっても有益な情報がうかがえました。トップアスリートが感じた指導方法の違いなどは30年前とは言え、今でも新鮮に心に響きます。
1990年から1991年までの1年間、まさにユーゴスラビアの内戦が始まる直前、人々の日常は普通に行われていたことにも驚きを感じます。内戦は突然市民の生活に入り込んでくるのでしょう。
次回3回目は、ザグレブや内戦から学んだことを中心にお伝えします。
取材2020年2月 取材・編集 宮嶋泰子